AQUA 感想2

その1 その2(ここ)


BMG
曲がループするときに無音状態があるため、つなぎ目が目立っています。
曲によっては気にならないものもありますが、気になってしまう曲もあります。

気になる点はループ部分だけで、どの曲も作品の雰囲気に合っていて、
はずれは1つもないと思います。
飛びぬけて印象的、な曲はありませんでしたが、
だからこそBGMとして自然に溶け込んでいると感じました。
また、自分好みの曲が多くて、何度聞いても飽きません。

サントラCD未収録曲も良い曲ばかりなので、
2枚組みにして全曲収録したサントラとか
出してもいいんじゃないかと思います。
あるいは5分前後のロングバージョン収録のサントラとかでも。


背景
とても綺麗です。
黒澤屋に貼ってあるポスターや自販機の缶のラベルとか、
なずな先生の机のメールとか(これは背景じゃなくてCG)、
細かいところにさりげなくネタ(?)が仕込まれていたりします。
せっかく細かいところまで描いてあるのだから、
クリア後のおまけモードの中で背景を表示するだけではなく
拡大もできたら良かったかな、と思います。


インターフェース
システムなどのインターフェースは使いやすくてよく出来ていると思います。
ボタンにカーソルを合わせたときのSEも心地の良い音色なので
カーソル動かしているだけでも心が落ち着いてきます。
作中に出てくるアクア端末と同じ青色を基調としたデザインで、
自分が作品の世界に入り込んでいるかのように感じられます。
ただ、オープニングムービーやCM動画に登場するモノクロなデザインの
インターフェースは作中に出てこないんですよね。
私としてはこちらも好みのデザインなので、使えたらよかったです。


シナリオプレイヤー
簡単に言うと、目次とブックマークがある小説本みたいなもです。
場面が切り替わるポイントや、CGが表示される位置、
セーブした位置などが表示されるため
あのシーンを読み返したいけどセーブしていない、
てな時にもそれほど苦労しないで目的のシーンに飛ぶことが出来ます。
サウンドノベル系のゲームに標準装備して欲しいくらい便利です。
通常画面と比べると動作が重いのですが、設定でフレームレートを
変更できるのでそれほど問題ではないと思います。
気になる点として、セーブするとブックマークアイコン
(セーブとブックマークでアイコンが違います)
が付いてしまうのですが、仕様でしょうか?
あと、体験版のときよりは改善されているようですが、
シナリオプレイヤーの枠外で右クリックしてもとの画面に戻ると
左クリックしても右クリックしたのと同じ動作となり、
左クリックが聞かなくなる現象が発生します。私だけでしょうか?

バックログ
体験版第1弾ではセーブデータをロードするとクリアされていましたが
製品版ではロードしてもセーブ前の状態が保存されています。
ロードしたときなんかに話の流れを確認したいときはバックログ、
画面の演出をもう一度見たいときや
大まかにシーンを飛ばすときなんかはシナリオプレイヤー、
てな感じに使い分けるといいと思います。

スペック
プレイ開始当初、メモリのみ推奨環境以下でした。
ほとんどのシーンで問題なくプレイできていましたが
やはり、エフェクトがかかる部分では動作が重くなってしまいました。
パッチを当てることで動作が軽くなるほか、
誤字脱字、立絵の修正も含まれているため、まずパッチを当てるのが
良いと思います。