誰かの参考になればと思い、ブログ移行において調べた情報、実行した内容を記録として残します
記事の移行
エクスポート、インポート
AutoPage のエクスポートファイルは MovableType 形式
Blogger でインポートする場合、XML 形式に変換する必要がある
Google が移行ツールを公開しているが、これを実行するには Python をインストールする必要がある
また、ツール使用の前後でエクスポートファイルの加工が必要な場合がある
ツールの使い方はここでは触れないので、解説されているページを参照
記事のインポートには、インポートの回数 or インポートする記事の数に制限があるようで、上限に達したら24時間待つ必要がある
また、記事の数が多いためか一度に全ての記事をインポートできなかったため、インポートできた記事をファイルから削除しながら、数回に分けてインポートした
私が実際に行った作業
- 記事を投稿した日時を JST から GMT に統一
- 移行ツールで変換
- 変換後のファイル修正
- 不要な改行タグを削除
- 内部リンクの修正
- 画像のアップロードと記事内の画像リンクの修正
- 「続きを読む」用のコードの修正
- 文字化けなどの修正
不要な改行タグを削除
変換ツールを使用した際に、エクスポートファイル内の改行が改行タグに変換されてしまったため、これを取り除く必要があった
AutoPage の機能に自動改行というものがあり、私の場合はこの機能を利用した記事と利用していない記事とが混ざっており、これによって不要な改行タグの削除を機械的に一括で行うことができなかった
最終的にはこれが決め手となり、インポートした記事の本文は削除して、元のブログ記事のソースを表示してコピペすることにした
内部リンクの修正
記事のURLが変わるため、当然ながら内部リンクの修正が必要
AutoPage と Blogger とで生成される記事のURLのルールが異なるため、ツールなどによる一括置換ができず、手作業で修正を行った
画像のアップロードと記事内の画像リンクの修正
記事内に張っている画像は AutoPage のサーバにアップロードしたものを参照しているため、サービス終了とともに消えてしまう
手元に元の画像が残っていない and or 記事で使用した順に番号付けされてリネームされた画像ファイルの方が都合が良かったため、これを全てダウンロードして Blogger のサーバにアップロードし、記事内の画像リンクも新たなリンクに修正した
(ブログサービスによっては、画像の取得とリンクの修正を自動で行ってくれるものもあるらしい)
画像を一括でダウンロードする方法を調べて、エクスポートファイルに含まれている URL を利用する方法を採用した エクスポートしたファイルの中に画像の URL が含まれているため、ここからダウンロードする URL のリストを作成して、ダウンロード支援ソフトを使って一括でダウンロードした
Blogger では記事に張る画像は Google フォトか Google アルバムアーカイブにアップロードしたものから選ぶ仕様だが、どちらの場合でも画像ファイル名とは大きく異なる URL が生成されるため、個別に手作業でリンクを貼る必要があった
「続きを読む」用のコードの修正
「続きを読む」の変換が正しく行われなかったため、修正する必要があった
ツールで変換する前のエクスポートファイルの段階で修正する場合は次のように改行を含む置換を行うことになるため、正規表現などで複数行を対象とした置換ができるエディタを使用する必要がある
-----
-----
EXTENDED BODY:
↓
<!--more-->
私の場合は、最終的には記事本文は元記事のソースをコピペしたため、次のような置換を行った
<a name="readmore"></a>
↓
<!--more-->
文字化けなどの修正
変換ツールでエクスポートファイルを変換したら、一部、文字化けが発生した
これも、最終的に記事本文は元記事のソースをコピペすることに決めた理由の一つ
また、記事タイトルに含まれている記号の一部が &**;
のように変換されてしまったものもあったので、手作業で修正
ファビコン
Blogger では、ブラウザのタブやお気に入りなどで表示されるアイコン、ファビコンを設定することができる
ただし、マルチアイコンには対応していないように思う
アップロード時に圧縮されるのか、元とアイコンファイルと比べて画質が変わっている
ブログの移行における SEO 対策
検索上位に表示される記事もあるため、できればその評価を引き継ぎたい
ブログのURLが変わる・変わらない、新ブログを公開した時に旧ブログを残す・残さないなどによって、すべきことが変わってくる
今回は、ブログのURLが変わり、旧ブログサービス終了日までは残す方針
ただし、旧ブログの記事は、場合によっては削除するかも
記事のリダイレクト
旧ブログの記事にアクセスした時に、新ブログの記事に自動的に移動するようにしたい 理想は全ての記事において旧ブログの記事から新ブログの記事へのリダイレクトだが、手作業による設定が避けられそうにないため、どこまでやるかは未定
webサイトの移転では301リダイレクトという方法が一般的で、この方法であれば検索結果の上位に表示されるなどの評価を引き継ぐことができるらしい
しかし、AutoPage では使用できないので他の方法にする必要がある
他の方法の場合は評価を引き継げないかもしれないが、仕方がない
301 リダイレクトが利用できない場合に候補にあがるのはメタリフレッシュ or JavaScript、SEO 的には JavaScript の方が有利らしいのでこちらを採用
どちらの場合でも本来は head タグ内に記述する必要があるが、AutoPage の仕様で head タグ内の編集はできない
試してみたところ記事内に記述しても動作したが、正規の記述場所ではないため環境によっては動作しない可能性が否定できない
記事の重複判定の回避
新ブログを公開後も旧ブログを残す場合、新ブログの記事が検索結果に乗って欲しいのに旧ブログの記事が検索結果に乗ってしまったり、記事が重複すると判定されてペナルティを受ける懸念がある
canonical を使って、新旧どちらの記事が正規の記事であるかを明示した
robots メタタグを使って、旧記事が検索エンジンのデータベースに乗らないようにした
ただ、どちらも本来は head タグ内に記述する必要があるが、AutoPage の仕様で head タグ内の編集はできないため、リダイレクトの記述と同様に記事内に記述することにした
直接的に効果を確認することができないため、しばらく様子を見て、場合によっては旧記事を削除することにした
参考
Bloggerへデータを移行する方法 (Googleのツールを使用)
Movable TypeからBloggerへの移行
Blogger:バックアップ(9)追記の区切りがインポートされない
画像を一括ダウンロードする方法。ワードプレスへの引っ越しマニュアル
無料ブログサービスからWordPressへの移転する時に最も注意すべき点
【保存版】301や302、307、JavaScript、meta refreshなどのリダイレクトをGoogleはどのように処理するか?
javascriptとmeta refreshのリダイレクト方法とメリットデメリット
【ブログ移転マニュアル】Googleから重複ペナルティを避けてブログを引越しする手順【SEO】
canonical(カノニカル)とは?重複URLの正規化などのSEO効果について
(robotsメタタグ)の正しい使い方と記述時のポイント
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