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文字機能の観点から考えた LiveSplit に適したフォントの話

  1. はじめに
  2. 初期設定のフォント
  3. おすすめのフォント
  4. 使用できないフォント


はじめに

LiveSplitで「文字の見やすさ」という機能性を重視したときにおすすめするフォントの紹介です。

この記事では「ゲームのイメージに合わせたフォントを使用したい」など、デザイン性を重視する場合を考慮しておりません。

ただし、最後の使用できないフォントについてはどちらの場合にも関係する内容ですので、目を通していただけると幸いです。

文字の間隔を美しくそろえるゲーム

the kerning game

多少ズレても100点もらえるようですが、安定して高得点をもらうのは難しいです。10問やって、総合96点でした。

フリーの明朝フォント

デザイン系であれば種類豊富なフリーフォントですが、明朝体やゴシック体といった、ある程度真面目で、かつ、様々な媒体、営利非営利を問わず広い用途に使えるものは非常に少ないように思います。

最近のお気に入りはIPAフォントで、明朝・ゴシックともに様々な媒体で営利非営利を問わず利用することができます。
等幅、プロポーショナルのバリエーションが豊富なため、文章に対して非常に使えるフォントです。
ただウェイトのバリエーションが無く、デザイン用途にはやや使い辛い印象。

ゴシックに限定すれば、源ノ角ゴシックなどウェイト豊富なフォントがあります。
う~む、これ以上を望むのであれば、商用フォントを考えなくては。

DeScience Extra TYPOGRAPHY

DeScience Extra TYPOGRAPHY

同人サークル「Wimdac Studio」が発行した
タイポグラフィのハンドブック
A5サイズ、168p

主に科学者が論文を書いたりポワーポイント資料や発表ポスターを作成する場合を想定した、文字の使い方を解説した内容。
フォントの選び方、文字サイズや行間のめやすなど文字組について長文、短文2つの例を示しながら解説されている。
科学者を対象にしているとあるが、「長文・短文それぞれに適した文字の使い方」そのものは論文や発表資料だけに限られたものではないので、会社の書類や回覧板のお知らせなど広い範囲に適用できる考え方だと思う。

大きく2つの内容に分かれており、前半は文字そのものや文字の使い方についての解説。良い例と悪い例が並べて配置してあり、どのように悪いのかを実感しながら理解できるつくりになっている。
文章の長さに応じた文字のサイズや行間のめやすも具体的な数字を示してある点が非常にうれしい。

後半はさまざまなフォント、文字サイズ、行送りなどを並べた文字見本。
ウェイトの違いや等幅・プロポーショナルの違いを見比べることもできる。
Windows、MAC、MS Officeなどに付属しているフォントを中心に構成されている点も非常に親切。

また、カバーを本から外して広げると20~54ptを中心に最大420ptの文字が印刷された文字サイズ見本になっている。
実用的でありながら、アイデアとしても面白い。



- 委託頒布 -
COMIC ZIN
とらのあな

- サークル公式サイト -
Wimdac Studio

写植級数表

ふと立ち寄った画材屋さんで目に留まったので、買ってきちゃいました。
写植級数表 (株)レター

フォントのライセンス

webサイトなどで文字を表示する場合、フォントのデータそのものはユーザーのPCにインストールされている中から選択される。
しかし、webサイトのタイトル画像やボタン画像などのように画像中に文字を入れる場合、作者のPCに入っているフォントを使用して製作したたものを公開する形となる。
ここには個人的な利用と、不特定多数へ公開するための素材利用という違いがある。
前者の場合はライセンスの問題が生じることはほとんど無いが、後者の場合にはライセンスに注意する必要がある。

フリーフォントと呼ばれるフォントを使用する場合でも、例えば商品の広告など商用の素材としてフォントを使用する場合は商用利用の可不可や、使用料の発生の有無を確認する必要がある。

Windowsに初めから入っているフォントで、MSフォントについてはネット上に利用可能な範囲の情報があったが、他のものについてははっきりとは解らなかった。
(MSフォントはWindowsに付属してくるフォント、HGフォントはOfficeに付属してくるフォントみたいです。どちらもベンダーはマイクロソフト、フォントの製作はリコーみたいですが、ライセンスについては必ずしも同じとは言えないようです)

不特定多数に対してフォントを使用した画像を公開したり、フォントを商用利用する場合、使用可能な範囲が明示されているフォントを使用するのが無難だと言える。


参考
Webサイトの画像に文字を埋め込もうとする人がいたら,フォントのライセンス問題を知ってもらうために見せるページ (MS明朝・MSゴシックは,商用利用可能か?)主に言語とシステム開発に関して
「MSゴシック」、「MS明朝」についてのお話RICOH公式サイト