限りある資源-時間-の使い方

 ふと、思ったのです。
 「私は時間の使い方が下手であり、使い方を知らなくもある」と。

 前回の記事更新が14日。それから今日まで、別に忙しくて更新できなかったわけではありません。むしろ、時間はありあまっていました。書くべきことがなかったわけでもありません。実験のこと、休講、祝日のこと、ネタはちゃんとありました。


 このところ、基本的にはずっと夕飯はおでんでした。ご飯を炊いて、冷蔵庫に入れている鍋を取り出して火にかけるだけで完成です。片付けも少しだけ。
 先週は2科目も休講があり、祝日のため実験がありませんでした。
 そもそも、このcクオータは科目数が今まででいちばん少ない時間割です。

 すべきことはちゃんとありました。実験や授業のレポート、専門英語の予習、プレゼンの準備、テストの準備。

 そのうえで、自由に使える時間がたくさんあったのです。
 何にも追われていない、時間を自由に使うことができる。

 でも結局、やったのは、できたのは、学校のことだけ。必要最低限のことだけでした。
 「時間がたくさんある」とわかってから、何かをしようという気がなくなったのです。"今"何をすればいいのかがわからなかったから。
 "今"すぐにすべきことがなくなり、何をすればいいのかがわからなくなる。なんだか、燃え尽き症候群みたいですね。

 時間の使い方がわからなかったのです。何もしないまま、ほとんどの時間を無駄に過ごしてしまっていました。

 きっと、将来は燃え尽き症候群になりそうです。そんな気がしました。

たのしいがくえんさい ~苦行とは己を高めるもの、と思いたい~

 この土日、学際でした。

 これまで、レポなんかがたまっていて、学際に行ったことがなかったです。
 それが、今年は友人に誘われたことと、研究室での出し物の手伝いを頼まれていたことから、今日、行ってきたのです。

 うちの学校の学際は、サークルが出店を出したり、有名人を呼んだりと普通な学際の内容と同時に、研究の紹介も行われています。
 まあ、工学部ですし、研究機関でもあるわけだし、実用化前の研究段階の技術を見ること、知ることができるのです。他の学科の研究なんかも知ることができて、なかなかに面白い話が聞けました。

 午前中に研究紹介などを見て周り、午後からは研究室の手伝い。

 「キーホルダーをつくろう」という体験コーナーで、真鍮製のプレート(丸棒を斜めに薄く切断したやつ)に自分で通し穴をあけ、大学のロゴをいれて、やすりで表面を鏡面にして、最後にキーホルダーのわっかの部分をつけて完成なのです。
 午前中に見て回っていたときからすごい人。たぶん、人が一番集まってましたよ。

 午前の受付が終わってから、お昼休憩、引継ぎです。こちらがすることは、主に穴あけのドリル、ロゴ入れのプレス、やすりがけの作業説明と補助。そして、文字入れです。

 裏面に好きな文字を入れるのですが、この文字入れだけはこちらで行うのです。
 1文字ずつ、スタンプのような棒状の工具をハンマーでたたいて文字をいれます。プレートを文字の形にへこませていくわけだから、当然、失敗したら直せません。ものさしなんてものはないので文字と文字の間隔、上下の位置ががたがたになります。面に垂直にたたかなければきれいに文字は入らないのにプレート斜めに傾いてたりします。

 ここの担当になってしまいました。確実に、唯一の重労働パートです。

 午後の受付が始まり、次から次へと人がやってきます。文字入れは3人で行ってたのですが休む暇なんてありません。途中で集中力が途切れてハンマーがぶれて、反動で工具飛んだり、自分の手をハンマーがかすめたり、手がぷるぷるしてきたし。
 叩く力が弱かったために文字が浅くなってしまい、「やすりをかけていたら文字が消えてしまった」という失敗もありました。
 何とか耐え、集中力が戻ってきて、無駄な力が入らなくなってきて、もはや無心で叩くのみ。

 ・・・・・・、3時間後、ようやく行列が途切れました。

 「自分のキーホルダー作ってもいいよ」と言われても、そんな気力はすでになし。片づけを手伝い、ミルキー1個もらって帰りました。

歩き続けた休みの日

 そんなわけで今日は静岡の大道芸ワールドカップを見に行ってきました。
 ついでに本屋めぐりもしたかった、というか、割いた時間はこっちのほうが多かったですね。

 大道芸ワールドカップについては、特に気にしたことがなかったので詳しいことはまったく知りません。が、これまでに何度かニュースなんかで見たことがあり、駿府公園をメイン会場として、駅前や商店街などでもパフォーマンスが行われているようです。
 ちょうどこの連休中に開催されているということなので、「せっかくだから見に行こう」、と思ったのです。

 とりあえず、お店の開店時間に合わせて着くように出発。ちゃんと予定通りの電車に(ぎりぎりで)乗って、ちゃんと予定通り静岡駅に着きました。いくら休日の10:00だからといっても、すごい人の数。静岡駅はいつもこんなに人多いのでしょうか?それとも、このイベントがあるから?

 とりあえず、事前に調べてあったお店のひとつを探すことに。
 
みつからない

 そのまま歩いて二つ目の店を探すことに。
 
みつからない


 ・・・・・・、ちゃんと、場所は調べてあったんですよ。ただ、メモした地図が適当すぎてわからないのです。本屋やコンビニ、古本屋なんかに寄りながら、地図と照らし合わせてもよくわからない。

 こんなんだからしょっちゅう迷うのです。
 こんなんだからまっすぐ目的地に着けないんです。


 途中、いろんなところで芸をしているのを見かけました。
 人垣できてるんだもの、すぐわかります。人垣できてるんですもの、まったく見えません。ちなみに、芸を見るのがメインなら三脚など、踏み台になるものは必須アイテムです。持ち歩いてる人、何人も見ました。

 何とか、目的の本屋さんのひとつを見つけることができました。
 ちょうど、その近くで人垣を見つけ、人垣の薄いところからパフォーマンスを見ることができました。観客参加型の和やかな芸でした。
 で、そのあたりで偶然見つけた行列のできていた食堂でおでん(静岡といえば静岡おでんらしいです。一度食べてみたかったのです)を食べ、同じく行列のできていたどら焼き屋さんでどら焼きを買いました。これが昼飯。
 静岡おでんの特徴でもある黒はんぺんがいい感じ。どら焼きはあんこをサービスしてくれました。おっちゃん、ありがとう!ちょうどいい甘みで美味しかったよ。

 さてさて、当然メイン会場にも行きましたよ。強大な人の波と堅牢な人垣の前に、何も見れず何処にも寄れず、ただ会場を1週することで精一杯でした。
 メイン会場に限ったことではないのですが、人気のあるパフォーマーさんの場合、人垣の厚さと高さがすごいです。スケジュール確認して早めに場所を確保しなければ、ふみ台無しには見られません。


 なんとか、目的の本屋さん全てを見て回ることができました。今日はそれを含めて8箇所の本屋に寄りました。
 一人のパフォーマーさんの芸は最初から最後まで見ることができましたが、他はまともに見ることができませんでした。せっかく行ったのに残念。
 そして、迷いまくった結果として、駿府公園の外周2,3週分くらいは無駄に歩きました。ご飯を食べてるとき以外、7時間の間ずっと歩いてばかり、立ってばかりでした。

 無駄なく移動し、休憩をちゃんと取りながら歩いていれば、もっとパフォーマンスを見る余裕があったかもしれません。とはいっても、人垣を攻略する必要はありますが。

 途中から、左のひざ曲げるのがつらくなって、引きずりながら歩いてましたよ。帰りの電車は途中まで座れず、30分以上死にかけの脚で電車の揺れに耐え続け、駅についてからは家まで自転車。何とか帰宅できました。なんか、もう、しばらくは歩きたくないです。疲れました。

 でも、まあ、楽しかったです、いい気分転換になりました。次は芸目的で行きたいです。