あるみ特別講座

みなさん、「ご安全に」
本日から、毎週金曜日に2回ずつ、計8回にわたる特別講座が始まりました。

日本のアルミニウム関連会社からお招きした講師の方に、
素材生成から、製品に至るまで、アルミならではの特徴、問題点などについてのお話をしていただきます。

本来なら講演料一人1万円は下らない、
そんな講演が無料!
しかも、院生さんは単位が出る
と書かれた紹介文の効果か、講演初回となる今回の参加人数はなかなかの数。
学生のみが対象ということではなく、一般企業からの参加者も。
うちの研究室は、ゼミの一環として、基本的に全員参加

「ご安全に」というのは、一人目の講師の方の会社で用いられている挨拶です。
常に安全に注意しましょう、という姿勢なのです。


さてさて、今日は素材の生成、圧延。
市場に出回る製品を作る会社の前の段階です。

社会の授業なんかで、アルミニウムはボーキサイトから作られる、と習います。
で、日本にはそのアルミニウム地金が入ってくるのです。
が、そのアルミで製品を作ることはできません。
アルミの塊の大きさ、含まれている不純物などの問題があり、素材として使うには品質が悪いのです。
だから、一度溶かして使いやすい形に固め直すのです。

ちなみに、アルミの精錬には大量の電気を必要とする、とも習いましたが、
リサイクルする場合に必要とするエネルギは、精錬の3%だそうです。
アルミ缶はリサイクル!

もうひとつ、アルミホイルにはキラキラの鏡面とそうでない面、つまり裏表があります。
これは、2枚重ねて圧延したときに、ロールに接触する面と重なったままの面があるから。

すでに、やる気をなくした学部生数名。
てか、私以外みんな興味なさげです。面白いと思うんだけどな~。

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