スライド資料を作るポイント

学生のときに先輩から教わった発表資料の作り方、発表の仕方のポイントです。卒論発表のときに教わったことなので全てのプレゼンに使えるわけではないと思います。あくまで、参考程度に。
  • スライドは1ページあたり1~2分が目安
    発表時間から、スライド何枚に納めるのかを決めておくと良い。
    また、内容の薄いページを作ってしまうと、すぐに次にページに移ることになるため見ている人が内容を理解する前に次に進んでしまうことになる。
  • 説明文を考えながらスライド資料を作ると良い
    研究発表などの場合、「きっかけ→目標→やったこと→結果→今後の課題」といった流れがあり、発表自体この流れに沿って行う。
    なので、スライドを作るときにそのページで何が言いたいのかを考えながらスライドを作ると流れからはずれにくい。
  • まとめの前におさらいのページ
    始めのほうに目的の説明をしているが、これと同じような内容のページをまとめの前に入れ「何のためにやっていたのか」をおさらいすることで聞いている人は全体の流れが理解しやすくなる。
  • 文字の枠は横方向の余裕を持たせておく
    PCが変わったとき、モニタが変わったとき、スクリーンに映したとき、環境が変わると文字や枠のサイズが変わって勝手に改行されてレイアウトが崩れることがある。
    当然、本番前に本番と同じ環境でレイアウトの確認をすること。
  • リハーサルの段階で制限時間より2~3分早く終わるようにする
    新しいページに移ったとき、見ている人はそのページに書かれている文字や図などに意識を向けるので、少し待ってから話し始めると話の内容を聞いてくれる。
    また、話す内容を忘れたり、発表の最中に質問する人がいたりと本番では予測できないことが起こり得る。それらに対応するために余裕を見ておくこと。
  • 「分かるかと思います」
    「この図を見ると○○であることが分かります」と言うと見ている人に、わかって当然と考えている、といった印象を与えてしまう。
    発表者はその図や表の見方を知っているから分かるのであって聞いている人は説明がなければ何の図、表なのかが理解できない。
    「この図を見ると○○であることが分かるかと思います」の方が聞いている人に対して良い印象を与える。
  • ポインターでぐりぐり
    スライドの中で「今」説明している部分や注目してもらいたい部分を指し示すためにマウスポインタやレーザーポインタを使うことがあると思うが、説明する瞬間、わずかな間だけ指し示しても聞いているほうはどこを指したのか分からない。
    広い画面の中ポインタを探しているうちに説明が始まったり、ポインタが消えてしまう。話を始める前に、見てもらいたい部分をぐりぐりと3,4週くらい丸く囲うようにしてポインタで示すと聞いている人は見つけやすくなる。
2011/12/27 加筆、修正


- 紹介 - 2014/02/22 追記

伝わるデザイン
プレゼン資料のデザインについて書かれているサイトです。
レイアウトの仕方や、配色の仕方、フォント選びなどについてよい例と悪い例が並べて掲載されているのでとても分かりやすいです。


以下駄文

この記事を書こうと思ったきっかけ

会社で研究、開発の発表会があり、資料作りをしたわけです。
が、指示を飛ばしてくるマネージャー様の言っている内容が大学時代に教わってきたことと反対なものが多かったのです。

発表時間が決まっていない段階で資料を作れと言ったり、だいたいの流れを簡単に書けと言われてポイントのみを箇条書きにしたものを見せると細かいレイアウトに関してダメだししてきたり、ページ増やしたくないからまとめてるのに、ここはページ分けろ、だのここの表現は○○にしろ(後で調べてみたら意味が真逆だった)、だの、あげく、いいから言うとおりに書け! などとおっしゃるのです。

私は発表者ではないのですが、抱えている仕事が軽い人がやる、てことなので 私が資料を作ること自体はいいのです。

でも、他の部分がダメすぎます。

そんなわけで、大学のときに教わったことを思い出しながら発表資料を作っていたら、それとは真逆の指示が飛んできてこの人はダメだと感じた、そんなお話です。

0 件のコメント:

コメントを投稿