DeScience Extra TYPOGRAPHY
同人サークル「Wimdac Studio」が発行した
タイポグラフィのハンドブック
A5サイズ、168p
主に科学者が論文を書いたりポワーポイント資料や発表ポスターを作成する場合を想定した、文字の使い方を解説した内容。
フォントの選び方、文字サイズや行間のめやすなど文字組について長文、短文2つの例を示しながら解説されている。
科学者を対象にしているとあるが、「長文・短文それぞれに適した文字の使い方」そのものは論文や発表資料だけに限られたものではないので、会社の書類や回覧板のお知らせなど広い範囲に適用できる考え方だと思う。
大きく2つの内容に分かれており、前半は文字そのものや文字の使い方についての解説。良い例と悪い例が並べて配置してあり、どのように悪いのかを実感しながら理解できるつくりになっている。
文章の長さに応じた文字のサイズや行間のめやすも具体的な数字を示してある点が非常にうれしい。
後半はさまざまなフォント、文字サイズ、行送りなどを並べた文字見本。
ウェイトの違いや等幅・プロポーショナルの違いを見比べることもできる。
Windows、MAC、MS Officeなどに付属しているフォントを中心に構成されている点も非常に親切。
また、カバーを本から外して広げると20~54ptを中心に最大420ptの文字が印刷された文字サイズ見本になっている。
実用的でありながら、アイデアとしても面白い。
- 委託頒布 -
COMIC ZIN
とらのあな
- サークル公式サイト -
Wimdac Studio
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