まじかりて! 完全版 感想

タイピングクリアが必要なところ以外は全て開放できたはずです。
タイピングはイージークリアがやっとなので、ハードをクリアすると出現するというおまけシナリオを開放できる日はまだ遠いです。

[エイプリル版と完全版]
完全版で追加された内容は、基本的には公式に発表されている通りです。
また、シナリオの追加に伴い背景やBGM、ディクショナリーなども増えています。

私はエイプリル版→完全版の順にプレイしていますが、どちらも本編のストーリーは同じです。そのため、本編はスキップしてしまいたい気分になりますが、CGが追加されていたり、怒りマークやため息などのアイコンがアニメーションしたりと演出が強化されています。
なので「一度読んだところだから飛ばしたい、でもせっかく演出が強化されているのだから飛ばさずプレイしたい、でもそこまで時間が取れない」などと無駄な葛藤にさいなまれながらのプレイとなってしまいました。
そんな思いをするくらいなら、始めから完全版をプレイしておくのが良いと思います。

まだミラーサイトなどでエイプリル版をDLできるようなので、「体験版」としてプレイするのも良いと思いますが、無駄な葛藤にさいなまれないためにも、面白いと思ったならば早い段階で決断して、即購入に踏み切るのが良いと思います。

この作品の売り上げが、次の企画の予算となるそうなので、ぜひとも購入してプレイしてみてください。

- リンク -
まじかりて! 作品公式サイト
じっぱーそふと サークル公式サイト

- 購入ページ -
とらのあな購入ページ

- 関連 -
エイプリル版紹介記事



以下、ネタバレ注意












[バッドエンド]

本編各ルートと、アフターの最終シナリオそれぞれでグッドエンドとバッドエンドが存在します。
本編だいあ、みつば、ないとのバッドエンドは各ヒロイン(?)が自らの弱さに負けてしまいゲームオーバーとなる、割と普通なバッドエンドといった感じです。
アフター最終シナリオのバッドエンドのほうは本編よりもバッド感が薄めで、グッドエンドと比べてちょっとだけ残念な結末、といった感じです。

そして、本編こころルートのバッドエンドですが、私にとってかなりの破壊力があるものでした。
その影響はこころルートだけではなく、本編をプレイして覚えた感動を全て否定されたかのように感じてしまい、結果として作品そのものに対して不信感を抱いてしまったほどに、バッドなエンドだと思っています。
分岐位置が普通の場所ではないのでバッドエンドとして扱うべきなのか疑問に思うところもありますが、本編とアフターシナリオとの整合性を考えると「あれはバッドエンドなんだ」と思います。
そう、多少入口が普通じゃなくても、あれはバッドエンド。あれはバッドエンド。


[アフターシナリオ]

アフターシナリオは全部で5つあり、本編クリア後に1つ目のアフターシナリオが開放され、1つ目のアフターをクリアすると2つ目、2つ目をクリアすると3つ目・・・・・・、といった感じで順番に開放されてゆきます。
そして、5つ全てのアフターシナリオをクリアするとグランドエンドを迎えます。
(エイプリル版ではタイピング全ステージをクリアするとグランドエンドでした)

アフターシナリオの名の通り本編のエンディング後のストーリーもありますが、それだけではなく、本編と同じ時期に起こった外伝的なストーリーや、本編よりも過去に起こったストーリーなどもあります。

時間軸は割りとバラバラのような感じですが、アフターシナリオを通してプレイすると、複線でつながっていることが分かるかと思います。

また、エイプリル版の特設サイトに大きく表示されていたキャッチコピー「マジックは、魔法じゃない」の意味も、本編で語られていたよりも明確に語られます。
作品の題材でもあるマジックが魔法ではないと明確に否定するキャッチコピーであり、ぱっとみるとネガティブな印象があるかと思います。
しかし、ここで語られた内容を考えると、前向きなメッセージであるということが分かり、真逆の印象となります。


[その他]

ディクショナリーの収録内容は、エイプリル版ではマジックに関連する用語の解説がメインで、完全版になってさらにマジック以外の分野の用語に広がっています。
また、おふざけ要素も増えており、ここだけでもなかなかに面白いです。

グランドエンドまで到達すると隠し(?)CGが開放されるようです。

「・・・・・・やっぱりです。ねーさんは--えっちな人だったんです」

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