Livesplit で区間ごとにラップを切った回数をカウントしてくれるコンポーネント

Livesplit は標準で含まれている機能の他に、コンポーネントを追加することで機能を追加することができます
 Split Incrementer(レイアウトエディタで表示される名称は Split Name Auto Incrementer)を追加すると、区間ごとにラップを切った回数をカウントしてくれるようになります

Livesplit には標準で挑戦回数と完走回数を表示してくれる機能がありますが、区間ごとにラップを切った回数(あるいはリセットした回数など)は表示してくれません
 このコンポーネントがラップを切った回数をカウントしてくれることで、「とある区間でラップを切った=そこまでは到達した」と考えて区間ごとの突破率を計算する材料にしたり、「とある区間でリセットした=記録更新を諦める出来事があった」と考えてどの区間練習をするかの参考にするといったことに利用できると思います


2021/11/23 追記
ここで紹介している Split Incrementer にインスパイアされて、自分でも同じような機能のコンポーネントを作ってみました
 初期設定を簡単にしたり、履歴データからラップ回数を集計したり、ラップした回数だけでなくその割合を表示することもできたりと、私自身が欲しいと思った機能を詰め込んでいます
 ご興味があれば、SplittingCounter もお試しください


導入の仕方
  1. SRC の SMB1 のリソースにある "Livesplit Automatic Incrementer" から SplitIncrementer という zip ファイルをダウンロードします
    SRC のこのスレッドの下の方にある発言のリンクから SplitIncrementer という zip ファイルをダウンロードします(DL リンク切れ)
  2. ダウンロードした zip ファイルを展開して、中に入っている dll ファイルを Livesplit フォルダの中にある Components フォルダに入れます
  3. Livesplit を起動して Layout Editor を開き、"+" -> "Control" -> "Split Name Auto Incrementer" と選択して SplitIncrementer を追加します(追加する位置はどこでもOK)
  4. Split Editor を開き、Segment Name 列の項目名の中に [0] あるいは (0) とカッコで囲んだ数字を追加します(手動でカウントした分を含めたい場合などは、その数字を記入すればOK)
  5. あとは普段通りにラップを切るだけで、自動的にカッコ内の数値を増加してくれます


注意事項
  • 単純に「項目名の中のカッコを見つけてその数値を1増加する」というもののようですが、ラップを切った後にアンドゥーした場合はカウントを戻してくれます
     それ以外でカウントされた数値を修正する場合などは手動で管理する必要があります
  • Subsplits を利用していて、{Main}Subsplit のように「まとまりの区間名」と「その中の最後の区間名」を別々にしている場合、{Main[0]}Subsplit[0] のようにしても Main の数値も Subsplit の数値も増加してくれません
     この場合、{Main}Subsplit の書式を使わずに「まとまりの区間名」と「その中の最後の区間名」を同じにする必要があります

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