Big Bad Game a Thon 2019 のおすすめゲームを紹介

Big Bad Game a Thon (BBG) はアレなゲームのみで Speedrun マラソンをするイベントです。

私の英語能力がアレなので、BBG2019 で披露されたゲームタイトルの中で、見ているだけでも面白さが分かると思ったものをピックアップして紹介します。

配信サイト | BBG2019 スケジュール

これまでのRTA紹介記事と同じく、ゲームタイトルによって文章量に大きな差があってアレですが仕様です。ご了承ください。

ゲーム情報のリンク先はできるだけ日本語ページを探していますが、国内未発売のゲームタイトルなどもあり、見つけられなかったものについては英語等、他言語のページです。こちらも仕様としてご了承ください。

Trio the Punch: Never Forget Me(トリオ・ザ・パンチ)
W-Fist% - PS2 - EST 00:30:00
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  勝ち
∠( ゚Д゚)/


横スクロールアクションで、敵を倒したときに落とすアイテムを一定数集めるとボスが出現する。
GDQ でもおなじみのタイトルで、今回のカテゴリも AGDQ2019 と同じくダブルフィスト。

Back to the Future(バック・トゥ・ザ・フューチャー)
any% race - NES - EST 00:20:00
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走者4名による、クソゲーレース。

縦スクロールのステージをゴールまで進むアクション。ステージ間にミニゲームが挟まる。
国内でも有名な同タイトル映画のゲーム化作品だが、原作要素がほとんど無く、もはやまったく別のオリジナルストーリー状態。

Ikari Warriors II(怒II DOGOSOKEN)
any% - NES - EST 00:15:00
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Come on, Let's Fight !

見下ろし視点、縦スクロールのアクション。
ザコ敵の撃破SEがニャーンとしか聞こえない。当然のごとく、メッセージ欄にはにゃんこエモート。

ステージ開始時にキャラクターが喋っているが、ファミコン音源のみでやっているとしたらすごい。

Superman 64(スーパーマン)
Superman Mode - NES - EST 01:50:00
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伝説のクソゲー。

3Dのマップ中を飛行してミッションをこなしてゆくアクション?
スティックを倒しすぎるとその場で高速回転するほどに操作性が悪いが、見ているだけだと簡単に見える。

ボーナスゲームとして3万ドルを集めた AGDQ2018 では any% だったが、今回のカテゴリは Superman Mode。ちゃんとリングくぐりも行う。どちらも走者は同じ方。

ちなみに、AGDQ2018 の日本語再配信ではプレイ経験者による解説を聞くことができる。

Alcatraz: Prison Escape
Maximum Security - PC - EST 00:20:00
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スッ(目の前でしゃがむ)
看守「あいつ何処行った?」

看守の目を盗んで脱獄を目指すゲームだと思われるが、開始直後に看守を踏み台にして屋根に登ってからの空中浮遊。気付け。

床をすり抜けて詰むという、走者もびっくりのアクシデントを乗り越えて、無事脱獄?

Kamen Rider Black: Taiketsu Shadow Moon
(仮面ライダーBLACK 対決シャドームーン )

any% - NES(ディスクシステム) - EST 00:32:00
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※注意※ 開幕フラッシュ!
(変身シーンでフラッシュ、スタート前に複数回あるので注意)

開幕、いきなりプレイヤーにダイレクトアタックをしてくる。
ゲーム自体は操作性に難がある横スクロールアクションだが、それによって被ダメしやすい高難易度ゲーにもなっている。

走者さんがタイムを犠牲に実際に説明してくれているが、通常移動が恐ろしいほどに遅い。
バイクステージもあるのだが、この疾走感の無さよ。

Hard Head
any% - Arcade - EST 00:35:00
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みんなのアイドル、スカルちゃん。
何、この人気。メッセージ欄のノリが怖い。

横スクロールアクション。
頭突きでブロックを少し壊す程度で、あまり Hard Head 要素が出てこない。そのタイトルならば、PC原人くらいには頭を使って欲しい。

Big Karnak
Beat the Game - Arcade - EST 00:20:00
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SEカオス。

横スクロールのアクションだが、SEがうるさい。
カメレオンや、タコなど局所的に難易度が高そう。

Weird Dreams
any% Infinite Lives - MS-DOS - EST 00:24:00
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空飛ぶ魚を装備して、モンスターにびたーん。

DOSゲーゾーンの1発目。横スクロールするマップで敵を倒しながら先に進むアクション? ミスすると即死。
ゲームタイトルを和訳すると「奇妙な夢」、つまり夢の中の出来事という設定なのだが、奇妙にもほどがある。

Twin Goddesses(ツインゴッデス)
Beat the Game (with Cutscenes) - PS - EST 00:30:00
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すげぇ、PSゲーなのに、グラフィックがまるで実写のようだ(棒)

実写とアニメ絵が悪魔合体した、B級映画感満載の2D格闘ゲーム。
エンディングにメイキング映像が流れるが、みんな楽しそうだ。

戦闘ごとにアイテム大量購入。
いらっしゃ~い
あり、あり、あり、ありがとうさ~ん

International Track and Field 2
(がんばれ!ニッポン!オリンピック2000)

Easy - NES - EST 00:25:00
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"A perfect dive" びたーん

だいたいの種目が連打ゲー。きつそう。
2000年、PSなので日本語タイトルはこれで合っているはず。

ハイパーオリンピックシリーズのひとつ。シドニーオリンピックに合わせてシリーズ最多のマルチプラットホームで発売されたがあまり売れず、値崩れを起こしたらしい。

Incredible Crisis(とんでもクライシス!)
Cutscene% - PS - EST 01:25:00
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まじめにしっかり作られたバカゲーといった印象。
家族それぞれのとんでもストーリーパートごとに、ミニゲームをクリアしながら進んでいく。

各パートごとにとんでもないストーリーで進んでいくが、ゲームが進むにつれて相互に影響しあっていることが分かってくる。
音楽は東京スカパラダイスオーケストラが担当しており、スカの爽快感とゲームの はちゃめちゃ感とがマッチしている。

プレイングミスの許容量が大きいのか、けっこうミスしてもそのままクリアできているように見える。
単調なミニゲームが多く、ミスもけっこう許容されるため緊張感が少なくなり、クリアの達成感は小さめな印象。

Gitaroo Man(ギタルマン)
any% Master - PS - EST 00:55:00
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操作に慣れるまではゲームオーバーの山を築くタイプの高難易度な音ゲーだと思われる。
今回披露されたのは最高難易度モードみたいなので、通常モードはもっと普通な難易度かも。

多分、普通に良ゲー。曲もカッコイイ。

OH NO!
Beat the Game - PS - EST 00:55:00
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カオスでシュールなギャグアニメ。
ゲーム? アニメのおまけでしょ?

強制スクロールに従ってステージを進み、障害物を左右移動とジャンプで回避しながらゴールに向かうゲーム。
障害物に引っかかって画面端に挟まれると即ゲームオーバー。
ステージとステージの間に、演出がシュールな謎のミニゲームが入る。

ステージが進むにつれて障害物と同時操作キャラ数が増え、単純に当たり判定が大きくなる。
ゲームは1ステージ分プレイすれば十分では?
BGMはかっこいい。

アニメは、人を選びそうだが、好きな人はハマるタイプの面白さがある、と思う。


とんでもクライシス!(質の高いバカゲー)、ギタルマン(難易度高めの良ゲー)、Oh NO!(アニメ作品) の並びは、ある意味それぞれの特徴を際立たせる流れを作っていたように思う。

Super Ultra Dead Rising 4 Minigolf
(スーパーウルトラデッドライジング4 ミニゴルフ)

any% - PC - EST 00:38:00
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デッドライジング4のDLCで追加されるゴルフゲーム。

まじめな雰囲気の中でおふざけをする本編同様のバカゲーといった印象で、ゴルフクラブが武器だし、コースの構造や、演出や、障害物(?)などはピンボールゲーと言ったほうがしっくりくる。

実績全解除を目指すと苦行ゲーになる模様。

Zelda's Adventure(ゼルダの冒険)
any% - CD-i - EST 01:22:00
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CD-i版ゼルダ3作の内、3番目に発売されたタイトル。

ESAS2019 の Link: The Faces of Evil が記憶に新しいが、前2作は横スクロールアクションであるのに対して、こちらはカメラ固定で見下ろし視点のアクション。
グラフィックは実写寄りになり、ムービーは実写合成。

正直、前2作ほどのインパクトは無く、前2作と比べると普通すぎて期待はずれな感じがある。

Batman Forever(バットマンフォーエヴァー)
any% - Arcade - EST 00:28:00
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スイー(足を開いて腰を少し落とした姿勢でホバー移動)

ゲージによってアイテムの効果が上昇するベルトアクション。
演出がハデで、キャラの移動が速いためか疾走感もある。
小さくなったり、分身したりと、プレイヤーキャラがかなり強い印象。
HP下のゲージはパワーメータで、これが高いほどアイテムの効果が上昇する。

国内ではPS移植版が発売されているが、攻撃とアイテム使用が同じキーになっており、操作性に難があるとのこと。

Wandner(ワードナの森SPECIAL)
any% - メガドライブ - EST 00:16:00
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リアル タイム アテレコフルボイス。

横スクロールアクションだが、空中でジャンプ軌道の変更ができない、操作性に難のあるゲーム。
RTAとしては、はしごのジャンプ昇りやボスの誘導など技術力でタイム短縮を狙うタイプの競技性の高いゲームに見える。そう思っていたら最後のほうに、高さ方向に1キャラ分のスキマだけあるでっぱりが壁から生えているエグい地形が出てきたので、高難易度ゲー。

今回披露されたゲームタイトルはWandnerとなっているがメガドライブ版なので、元のアーケード版「ワードナの森」の移植版である「ワードナの森SPECIAL」だと思われる。

Spawn(スポーン)
any% Hard (with Cutscenes) - GBC - EST 00:37:00
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ゲームボーイなのに会話シーンがフルボイス、喋ってる!

ほぼこれだけの理由でピックアップ。この感動はキャラボイスをSEで表現していたゲームを経験していないと伝わらないかもしれない。

ゲーム自体は横スクロールのアクション。
配信画面を普通にブラウザで表示すると、実際のゲームボーイの画面サイズより大きくなるため、実機で見るより荒いグラフィックに見えるが、こちらもゲームボーイカラーならではのカラー表現をやってやろう、という思いを感じる。

国内未発売。参考ページによると、操作性が最悪らしい。

Lu Ye Xian Zong (Wizard of Oz)
(ルー・イエ・シェン・ゾン(オズの魔法使い))

Easy - NES - EST 00:25:00
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ぼく の しってる オズ魔 と ちがう

スイー(エアスケボー)
オズの魔法使いってアレだよな、有名な、あのお話の。
世界観・・・・・・

横スクロールのアクションで、ステージをクリアすると使用可能なキャラクターが増えてゆく。

タイマー15分50秒あたりで謎の現象が発生
走者 "What is happening right now? Hey game!? hey game?"

Last Alert(レッド・アラート)
Cutscene% - PCエンジン CD-ROM2 - EST 00:55:00
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なぜステージ間の会話シーンで発揮されているそのグラフィックのクオリティを、プレイヤーにとって最も盛り上がるであろうボス戦前では発揮してくれないのか?

見下ろし視点、縦スクロールのアクション。
ボス戦前に会話イベントが挟まるのだが、顔グラフィックのカットインとかなしで、BGMと時間が停止してボイスだけ再生されている光景がシュール。
そして、大体のボスは瞬殺され、生身なのになぜか爆発する。

走者さんによる日本語版についての説明が随所でなされている。
参考ページによると、セリフ回しが独特なバカゲーと評されている。今回披露された北米版でそのセリフ回しがどれほど表現されているか、私には分からないが、声の雰囲気は楽しそうだ。

Deep Sea Hunter
100% All Achievements - PC (Flash) - EST 00:40:00
Twitch | ハッテイイと思う

金、金、金!
アーマー、アーマーが必要なんだ!

海に潜って、落ちているお金をためて、潜水艦をグレードアップ。
徐々に行動範囲を広げながら、全実績解除を目指す。

なに言ってるかわからないけど、ずっと走者さんが楽しそうな感じで喋り続けている。聞いていて、なんだか楽しい気持ちになる。なに言ってるか分からないけど。

ある程度グレードアップしてからが本番。そこまでの作業感をどう感じるかで好みが分かれるタイプのゲームだと思う。

Dragon's Lair(ドラゴンズレア)
any% - NES - EST 00:15:00
Twitch | ゲーム情報

操作性の悪さと、ほとんどの敵やトラップは接触すると即死という二重苦による高難易度ゲー。

元々はレーザーディスクゲームとして発売され、ムービー中にコマンドを入力するQTEで進行するゲームだったようだが、今回披露されたのはファミコン版で横スクロールアクション。ハードの性能によるものなのかNES版はLD版ほどの表現をしきれず、キャラクターの動作がもっさりとしており、爽快感はない。

特集:面白タイマー
タイマーに関連して面白かったものをここで取り上げる。
Wheels : 0 seconds, WR!!
Girl's Club : ゲームのイメージにぴったりなフォント
Titanic 2005 : ジャイアントスイング lol

おまけ
BBG2019 の一週間後に GDQx2019 という、これもまた海外の Speedrun イベントが行われたのだが、その中で、異彩を放つゲームタイトルがあった。

そう、Irritating Stick(電流イライラ棒リターンズ)である。

この走者を覚えておいて欲しい。その上で、次のゲームを見て欲しい。
(リンクを開くのが面倒だという方は開かなくても、この流れで予想はつくと思う)

Twin Goddesses | Girl's Club | OH NO!

どれも同じ走者なのである。
(ちなみに、イライラ棒の次の MAWAZA も同じ走者)

いったいどんな高性能アンテナを持っているんだ?

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