ATRI-My Dear Moments- をクリアしたという記録1

公式サイト


07/18(土)

この作品のことを偶然知り興味を持つ。
体験版があることを知り、先にそちらで雰囲気を体験することにした。

07/22(水)

主役の2人ともが可愛いのは自明である。
ゆえに、この一連の記録の中で言及する意思はない。

普通の感想などは、他の方による記録を参照のこと。

07/28(火)

体験版で読める量が想定よりも多く、価格から推測される全体のボリュームに対してここまで体験できてしまえることが理解不能。

08/02(日)

体験版を終え、そのまま製品版を開始。
セーブデータの引き継ぎを試したところ、読み込みに成功した。
ただし、マニュアルなどにはデータの引き継ぎについては記載されていないため、自己責任での行為である。

最後のセーブデータの位置から体験版の終了位置に戻る際に、演出が強化されていることを確認。
体験版で読み進めた範囲で他にも強化されている演出があるものと推測。
始めから製品版にしておいた方が高い没入感を得られたものと推測。

(日付はそれっぽさを演出するためのフィクションで、実際のプレイ記録とは関係がありません)

感想

とても感動し、とても泣ける話でした。

ただただあの優しさに満ちた作品世界の空気を感じていたい、という気持ちが湧き出てきて、クリアしてからも数日間はこの作品の余韻に浸っていたくらいに良い作品です。

作品世界に強く引き込まれて、あまりに感情を刺激されすぎて、数日間、眠れない日が続いたという事実。(眠れない日々はこの作品だけの影響じゃないけど、最後の一押しはこの作品)

この記事を書くために2周目をプレイしたのですが、先の展開が分かっていてもやはり涙が流れてきます。
 各キャラクターの心のうちをより意識して読み進めていたために、むしろ2周目の方が心に強く響いたシーンもありました。

体験版をやらずに製品版を買うべき

この作品に興味を抱き体験版に手を出すことを考えたのならば、その時点で製品版を買ってしまったほうが良いと思います。

体験版(ver1.1)→製品版(ver1.3)とプレイした際、体験版の仕様によるものなのかバージョンの違いによるものなのか、演出の強化とSDキャラ絵が追加されていることを確認したので、だったら最初から製品版をプレイしたほうが作品世界へのより大きな没入感を得られると思います。

システム

ノベルゲーやるのがだいたい7年ぶりと久しぶりすぎて、システムの進化を感じました。

もともとノベルゲーはそんなにやる方ではないので、もしかすると私が知らなかっただけで7年前の時点ですでに存在している機能だったりするのかもしれませんが、ボイスを保存できたり、読み上げソフトとの連携ができるのは便利ですね。

バックログの画面からシーンセレクト画面を開くことができて、任意のチャプターの先頭にジャンプすることができます。
 あのシーンをもう一度、という時にすごく便利ですが、どうやら現在より先に進んだチャプターは選択肢に出てこない様子。
 あくまでバックログの派生機能ということなのでしょう。

システム面についてはこちらのレビューで詳しく説明されています。
フロントウイング×枕のアニプレックスエグゼ初陣作、『ATRI -DEAR My Moments-』体験版感想・レビュー

シナリオプレイヤーが欲しい

個人的には、ノベルゲーにはシナリオプレイヤーが欲しいです。

シナリオプレイヤーというのは、簡単に言うと物理本の良いところをノベルゲーにもたらしてくれるシステムで、もくじ機能、全体の文章に対して現在位置・セーブデータのある位置・イベントCGが表示される位置が分かる機能、動画プレイヤーなどのシークバーのように現在位置を前にも後ろにも任意の量だけ移動できる機能があります。

シナリオプレイヤーを実装しているノベルゲーがどれくらいあるのかは把握していないですが、個人的には、全てのノベルゲーに標準装備して欲しいくらい便利なシステムです。(おそらくは SORAHANE の独自システム)

読み進めている時は次の区切りの良い位置まであとどれくらいかを知るために使ったり、読み返す時は目的のシーンにたどり着くために使ったりとすごく重宝します。

心に影響が残った方々の感想記事

この喪失感すら愛おしい。『ATRI -My Dear Moments-』をレビュー。
「一週間以上引きずるほど心打たれた」

「ATRI -My Dear Moments-」クリア感想(ネタバレあり)
「ずっと引きずってる」

「ATRI -My Dear Moments-」の感想
「終わったとき、とてつもない虚無感に襲われました」

この作品に心打たれてしばらく引きずっていたのは、私だけではありませんでした。
それだけ魅力のある作品です。

万人受けしやすい王道な作品

ノベルゲーをやり慣れていると思われる方の感想をいくつか拝見した感じでは、そういった方にとっては目新しい要素が少ないという理由で、私の体感よりも割と低めの評価がなされているように見えます。

それはつまり、万人受けしやすい王道なつくりと読み取れる訳で、少なくとも名作以上の作品だと私は思っています。

その他

抱き枕

原作の公式サイトを眺めている時に抱き枕という単語が見えて、作中のアレかと一瞬だけ思ったのですが普通にキャラクタプリントの枕のことでした。
「枕」にだけ意識が行って「抱き枕」と認識するのが遅れた影響です。

せっかくこの作品でそれをやるなら作中のあのシーンに近い体験ができるような形の、例えば座椅子カバーとかそういったアイテムだとより喜ぶ人がいるんじゃないかとふと思ったり。

カラオケ

アニメ版のOP・EDはカラオケに入っているのですが、原作の2曲はカラオケに入っていません。悲しい。

原作の2曲はアニメでも使われていたのだし、こちらもカラオケに入っていると嬉しいですね。

ふと唐突に思い浮かんだ動画

この作品の事を知ってふと頭に思い浮かんだのが、この動画でした。
 PULLTOP というブランドから発売された年齢制限のあるゲームの主題歌をチップチューンアレンジした曲です。

この作品はフロントウィングと枕という2つのブランドが共同で製作していて、PULLTOP は全く別のブランドです。

実は、そのゲームのシナリオを書いた人が、この作品のシナリオの人だったというつながりがあるのですが、そうと知っていたわけではなくて、本当にふと頭に思い浮かんだのです。
 なにか共通する空気感というのか雰囲気というのか、そういったものがあるのかもしれません。


記録1(ここ)
記録2(ネタバレあり)
記録3(アニメ版について)

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