24 - 本免許試験

 ついにきました、最後の試験。
 これに合格すれば免許取得です。

 これまでの試験は車校で受けることができたのですが、これだけは専用の試験場に行かなければなりません。
 受付開始は8:30から。間に合うように家を出て、20分前に到着しました。

 いやー、でかいです。さすがは県の試験場。隣に車校の建物もあります。その反対側にも大きな建物があります。普通自動車用のコースだけでなく、大型車用のコースもあります。そりゃあもう、でかいです。

 免許を取得するために県内全ての自動車学校から受験生が集まってきます。試験は平日に1日3回ずつ行っているようですが、初回の受験は卒業した車校ごとに指定された曜日の1回目と決まっています。車校ごとに人数も決まったいます。

 8:30受付の1回目の試験、11の初回試験指定校からの受験者、再受験者合わせて200人ほど。受付で必要書類の確認をし、同時に適正審査として一人ずつ簡単な質問に答え、受験番号をもらいます。少し待機。

 そして、受験室へ。二つの机が横にくっついた列が並び、両端だけは机は一つの列。受験番号とは関係なく、部屋に入った順に座席番号を割り振られ着席。

 試験の説明があり、解答用紙の配布をし、記入法の説明があり、聞き取り問題。そして、問題の配布。問題は受ける免許の種類によって異なり、同じ免許でも隣同士の席の場合もそれぞれ別の問題。

 普通免許は、正誤の2択問題90問(1問1点)、危険予測のイラスト問題5問(1問に付き3つの問いに全て正解で2点)の全95問、100点満点で、制限時間は50分。90点以上が合格です。

 ここまできたら、あとはやるだけやるのみです。



 試験が終わり、11:10から結果発表。合格者の受験番号がスクリーンに表示されます。

 何度も受験票を見て、自分の番号を確認し、そのときを待ちます。
 その11:10になり、スクリーンに映る映像に変化は現れません。
 11:13、スクリーンが真っ黒に。次の瞬間に映し出されたのは、「県内の事故件数」・・・・・・。はっぴょうはまだですか?
 それから数分後、再びスクリーンが暗くなり、今度こそ発表です。免許の種類別に、受験番号の小さな順に発表です。

 一回だけ、数十秒のあいだだけ、合格者の番号が映し出され、消え、次の番号が映し出され、消えて・・・。
 そのなかに、ついさっきみたばかりの番号が、たったいっかいだけ、がめんのはしに、自分の番号が、たしかにありました。

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